笙演奏家・作曲家の真鍋尚之氏、ソプラノ歌手の太田真紀氏とともに、特別ゲストに歌手の平山美智子氏を迎え、日本の現代音楽を、伝統楽器である「笙」と「声」から紹介します。
戦後から2010年代の現在にいたる、思いがけず豊かな広がりをもつ「現代」の調べをお楽しみください。

プログラム
1.ジャチント・シェルシ 「Sauh Ⅰ」
2.「双調調子」(古典作品)
3.ジャチント・シェルシ「Taiagarù」
4.真鍋尚之「呼吸III」             5.早坂文雄「佐藤春夫の詩による4つの歌曲より  《うぐひす》」
6.武満徹 「POP SONGS」より数曲 真鍋尚之編曲
7.久保摩耶子「夢の儀式 第2番」
8.杉山洋一「委嘱新作初演」


真鍋尚之  笙演奏家、作曲家

洗足学園大学卒業(専攻−作曲・声楽)。東京芸術大学邦楽科雅楽専攻卒業。
第1回国立劇場作曲コンクール優秀賞(1位)、東京・邦楽コンクール第1位など作曲及び演奏での受賞多数。2000年より笙という楽器の可能性を追求したリサイタルを開いてきた。2003年のリサイタルは読売新聞における年間ベスト5に選ばれる。
2011年5月より文化庁文化交流使としてドイツを中心に活動中。


太田 真紀  ソプラノ

大阪音楽大学大学院歌曲研究室修了。
2003年、ヘルムート・ラッヘンマンの「temA」を日本初演し、以後、現代音楽に取り組む。
湯浅譲二、松平頼暁、近藤譲、西村朗、細川俊夫など、日本を代表する作曲家の作品を数多く演奏し、また2007年からは東京混声合唱団での活動も行う。
2008年、カールハインツ・シュトックハウゼンの大作「Am Himmel wandre ich...」を日本初演。
現在、平成23年度文化庁新進芸術家海外研修制度にてイタリア・ローマに滞在中。

 

特別ゲスト 平山美智子  ソプラノ

東京生まれ。音楽の根源を求めて1953年イタリアに渡り、1960年代より現代声楽作品のパイオニアとして活躍し、数多くの作曲家の新作初演を行って来た。
特にジャチント・シェルシ(1905~1988)との共同作業は長きに渡り、シェルシ声楽作品に無くてはならない存在となっている。
また今年生誕100年を迎えるジョン・ケージとも親交が深く、彼女に捧げられている作品がある。ローマ在住。