16 Jan 2017

日本庭園の歴史 2017年1月27日

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127日(金)18:00 より

会場:ローマ国立21世紀美術館(MAXXI)(Via Guido Reni, 4A) 
http://www.fondazionemaxxi.it/events/la-storia-del-giardino-giapponese/

当館の庭園を作庭した故中島健とかかわりの深い、大阪芸術大学教授・福原成雄、辻井造園代表・辻井博行を招き、当館庭園の歴史や中島健の活動についての講演会を行います。

講演
福原成雄(大阪芸術大学教授)
辻井博行(辻井造園代表)
Paco Donato (ローマ大学付属植物園)

イントロダクション
Pippo Ciorra (MAXXIシニアキュレーター)
高須奈緒美(ローマ日本文化会館館長)
Loretta Gratani(ローマ大学付属植物園園長)

福原 成雄 ふくはら まさお
造園家・庭園デザイナー・環境デザイナー。
京都府出身、1975年大阪芸術大学芸術学部環境計画学科卒業、現在、大阪芸術大学芸術学部建築学科教授。造園と文化財庭園調査を専門とし、日本庭園の成立や技術交流の歴史、海外における日本庭園の意義と影響に関する研究活動を展開するとともに、世界各国で日本庭園の保存修復、設計、作庭、維持管理、技術指導を広く実践し、「日本庭園の伝導師」として人材の育成にあたっている。
1999年には英国Tatton Parkフラワーショーにおける日本庭園がThe Royal Horticultural Societyの特別賞を受賞。さらに2001年には、世界中の造園家の憧れであり、世界で最も歴史が古く権威ある英国の園芸品評会「チェルシー・フラワーショー」に日本庭園を出展し、日本人で初となる金賞と最優秀賞を受賞した。高い評価を受けた同庭園は、受賞を機にウェールズ国立植物園に移築され、永久保存された。
国内での活動は言を俟たず、海外で手がけた日本庭園は代表的なものだけでも、英国王立キューガーデン日本庭園(1996)、中国長春市日中友好会館日本庭園(1998)、ウェールズ植物園内日本庭園(2001)、ロスチャイルド美術館内日本庭園(2003)、英国王立園芸協会ウイズリーロックガーデン(2005)、トルコ・エスキスェヒル市日本庭園(2010)など、枚挙に暇がない。2014年からは、英国コーデン城日本庭園復元工事を手掛けている。
著書に『日本庭園を世界で作る』(学芸出版社、2007)、『海外に調和した日本庭園をつくる』(主婦と生活社、2008)など。2006年には、ニューズウィーク誌の特集「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれている。

辻井 博行 つじい ひろゆき
造園家、庭園デザイナー。㈱辻井造園代表取締役
1970年滋賀県大津市生まれ。大阪芸術大学環境計画学科卒。
大学在学中から、西の雄として日本を代表する造園家、㈱中根庭園研究所・中根金作氏(京都)に師事し古庭園を学ぶ。卒業後は東の雄として日本を代表する㈱綜合庭園研究室・中島健氏(東京)の元で作庭に従事する。中島健氏は「花の造園家」として著名であり、ローマ日本文化会館及びローマ大学附属植物園の日本庭園を設計したことでも知られる。1992年には、中島氏とともにミネベア軽井沢山荘内ゲストハウス周辺改修工事/長野・軽井沢に携わった。
1995年に㈱辻井造園入社、2004年から代表取締役。中島健氏によって培われた新たな感覚の作風と、中根金作氏の指導による代々受け継がれた伝統技法を融合し、京都・滋賀を中心に活発な活動を行っている。国内の主な庭園としては、本家鶴喜そば内庭園改修/滋賀・大津(2006)、仁寿殿ゲストハウス庭園改修/京都・金閣寺(2008)、石山紫の道造園修景(石山寺表参道)「さざなみの庭」「曲水の庭」/滋賀・大津(2014) 、吉田家古庭園復元/滋賀・草津(2016)などがあり、これら作品により各種賞を受賞。近江八景の松の再生や古道の再生にも取り組み、作庭に加え、業界のスキルアップや地域貢献、後進育成にも力を注いでいる。
海外における活動としては、2001年から福原成雄氏と共に、海外の日本庭園復元および作庭プロジェクトにも取り組み、実践家として内外における人材育成に貢献。主な実績としては、タトンパーク内日本庭園修復(1996)、「チェルシー・フラワーショー」日本庭園(2001)、ウェールズ植物園内日本庭園(2001)、ロスチャイルド美術館内日本庭園(2003)、英国王立園芸協会ウイズリーロックガーデン(2005)など。