7 Nov 2018

講演会「テクノロジーとヒューマニズム」 2018年11月15日(木)18:30

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ロボット工学研究者である柴田崇徳博士(産業技術総合研究所人間情報研究部門、上級主任研究員)とモデレーターにパトリツィア・マルティ教授(シエナ大学 Department of Social, political and cognitive sciences)をお迎えし、柴田博士の開発したアザラシ型ロボット・パロの実例を元に、「現代社会におけるロボットの役割と今後の可能性」をテーマにお話いただきます。講演の最後には、シエナ大学と産業技術総合研究所(AIST)との共同研究の成果等についての質疑応答や参加者が実際にパロに触れられるセッションもあります。在イタリア日本国大使館との共催。

「パロ」とは
「パロ」はギネスブック(2002年)にも認定されている「世界でもっともセラピー効果があるロボット」。姿はタテゴトアザラシの赤ちゃんで、多数のセンサーや人工知能の働きによって、人間の呼びかけに反応し、抱きかかえると喜んだりするほか、人間の五感を刺激する豊かな感情表現や動物らしい行動をし、人を和ませ、心を癒す。アニマル・セラピーと同様のセラピー効果を備えるほか、ロボットだからこその多くの利点があり、アメリカではFDA(食品医薬品局)より医療機器として承認され、多くの医療施設や介護福祉施設などで採用、自閉症の子どもたちや認知症の高齢者などのセラピーに効果を上げ、高い評価を得ている。日本でもパロのセラピー効果が注目され、現在、介護福祉分野での導入が進んでいる。年内にはEUでも医療機器登録の予定。

柴田崇徳t-shibata
産業技術総合研究所 人間情報研究部門 上級主任研究員
東京工業大学 大学院総合理工学研究科連携教授
マサチューセッツ工科大学 高齢化研究所 客員フェロー

名古屋大学工学部電子機械工学科卒業、名古屋大学大学院博士課程電子機械工学専攻修了。
マサチューセッツ工科大学人工知能研究所研究員、チューリッヒ大学人工知能研究所客員研究員などを経て、1998年より通商産業省工業技術院機械技術研究所ロボット工学部主任研究官、2001年より独立行政法人 産業技術総合研究所現職。工学博士。

主な受賞歴
2002年 ギネス世界記録 Most Therapeutic Robot
2002年 Good Design賞・新領域部門
2003年 Swedish Museum of Science and Technology Robot Exhibition Award
2003年 (社)日本青年会議所 人間力大賞、TOYP会長賞、人間力大賞グランプリ、内閣総理大臣奨励賞
2003年 PC Magazine, Best of COMDEX finalist
2004年 JC(I 国際青年会議所) The Outstanding Young Person of the World
2006年 経済産業省 今年のロボット大賞・優秀賞(サービス部門)